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      2001年4月に近隣の有志7名で設立以来 満7年が経過しました。
      現在北陸三県より16名の正会員により毎月1回石川志雄道院を中心に
      研究会を県内外からのビジターも参加して午後8時~11時頃
      まで熱心な技術研修と講義が行われます。

      将来の指導者の育成と圧法・締法・活法の技術伝承を目的としています。
      準備万全で望めるように予習、復習が出来る体勢です。
      ただ単に技術の研修だけではなく、理論を重要視しています。
      必要最低限の東洋医学の知識と整体医法も平行して勉強します。
      いつでも見学可能です。やる気のあるあなたを求めます。

      毎月一回  開催 20;00~23;00頃  詳しい開催日は問い合わせ願います。
      
宝達志水町武道館にて、原則中拳士三段以上(少拳士二段の方は要相談)
      を対象としています。
          
問い合わせ先 主執  前多 永憲   
          
0767-29-2721、 090-1631-0392   naganori@nsknet.or.jp                 
   
 e道場の東洋医学指南の理論をさらに解りやすく詳しく解説した専門編です。
        圧法研究会 東洋医学e研究室のページもご覧下さい
           http://www.geocities.jp/mnaga218/page500/page500.html
          
 圧法研究会 からのお知らせ

    12月13日 土曜日 定例の研究会開催します。
  宝達志水町立志雄中学校武道館の石川志雄道場にて 
  午後8時から11時頃まで。(練習道場になります。)

  今月の研究テーマは「圧法・実技編⑦」
  6月~12月は圧法の実技を指導・復習・研究します。
  圧法概論・六段科目31~36について詳しく実技指導します。

  飛び入り参加歓迎します。  主執へ連絡下さい。

  11月も意欲満々のビジターが来られました。
  あなたにもチャンス到来。ご遠慮なくどうぞ。
  充実の実技・圧法編七回目です。お見逃しなく。

   
  


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 圧法研究会の開催予定 12月13日  新年1月10日予定


  圧法研究会e道場 No 159 2008年11月18日  

   11月、秋深まりました。紅葉の朱とかえでの黄が絶妙なバランスですね・・・。
 主執の前多です。本年65回目は東洋医学指南19です
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その19 病気の診察 4 治療の法則

 これまでの診断のもとで治療が行われますが、優先順位には法則があります。
 
 標本の原則  病気には票と本とがあります。
            本とはその病気の原因を含めた本質を指します。
            票とは表面に現れた個々の症状を指します。
            治療に当たっては、本をしっかり把握して治療せねばなりません。

 先表後裏の原則 慢性病に急性病が重なって症状も重なって発現している場合
              は、表証の病の治療を先にして裏証の治療を後にするもの。
              例えば、慢性の肝臓疾患の時に風邪をひいたら、裏証の肝臓
              より表証の風邪を優先して治すと云うことです。

 
 先急後緩の原則 慢性病よりも、急性で激しい症状がある方
              優先して治療するという法則です。
              喘息と下痢が同時に起こった時は、より重傷な
              方を先に治療することです。
              この法則は、先に述べた先表後裏の原則に、
              優先して治療します。

            例えば、先表後裏の原則に従えば、表証である
            喘息治療が優先されますが、裏証の下痢がひど
            い時は先急後緩の原則によって、下痢の治療が
            優先されます。

 皆さん、東洋医学は古典的なように思えますが、実は考え方は西洋
 医学に近いのです。次回からは食べ物について考えてみましょう・・。
 詳しく勉強したい方は下記の本を熟読して下さい。

 参考資料 
   やさしくわかる東洋医学 根本幸夫 著 かんき出版   1400円
   東洋医学の仕組み 関口善太 監修 日本実業出版社 1500円
  圧法研究会e道場 No 158 2008年11月12日  

   11月に入りめっきり寒くなり、そろそろストーブが恋しくってか使っています・・・。
 主執の前多です。本年64回目は東洋医学指南18です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
18
 病気の診察 3 脈診って?

 
切診の中で最も大切なものは脈を診る脈診です。
 患者さんの正面に向き、手首の動脈拍動部内側に、人差し指、中指、薬指を当てて
 脈を診ます。脈診には脈状診と六部足位診という二つの診断法があります。

 
脈状診  急性熱性病の診断に用いられます。28種あります。
         祖六脈という主な脈を3対6つ紹介します。

    
「浮と沈」 軽く触れるだけで感じるの脈が、強く押さないと感じないのが
           浮脈の場合は病邪が
体表(筋肉、関節、頭等)にある場合が多く、
           沈は体の
(消化器系統、膀胱系統)に病邪が入り込んでいる
           状態を指します。

   「数と遅」
脈が速いか遅いの区別です。
           は熱がある場合や神経的に驚いている場合。
           は新陳代謝が弱っていることを表します。     
                                                 
   「虚と実」  虚の場合はく感じ、実の場合はく感じるもので
           虚証か実証かを表しています。

     脈状診は、基本的にこの3つを組み合わせて診断します。
     例えば、風邪の初期には浮いていて速い脈が「浮数」がよく
     診られます。又、盲腸などの時は沈んていて早い脈「沈数」が
     の脈が診られます。

六部足位診 主に鍼灸、後性派、中医学等で行われます。
          経絡と臓腑の関係を診るもので慢性病で熱の無い
          時適応されます。
          手首に近い部位から上部は寸口、中部は関上、下
          部は尺中といい、右手の寸口は肺(大腸)、関上は
          脾(胃)、尺中は心包(三焦)、左手の寸口は心(小腸
          )、関上は肝(胆)尺中は腎(膀胱)の状態を表します

          例えば、右の寸口の大きく強い実証に触れるときは
          体の上部に炎症や痛みがあることを指しており、実際
          にはのどの痛みや頭痛があることが多いです。
          喘息の人でも肺に炎症があるため、右側の寸口の脈
          が強くなります。

 このように複雑に組み合わせて診断しているのですね。
 なかなか奥が深いわけですね。勉強しましょう。では失礼。

  圧法研究会e道場 No 157 2008年11月5日  

   10月もあっという間に過ぎ、文化の祭典はいかがでしたかな・・・・・・。
 主執の前多です。本年63回目は
東洋医学指南17です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
17
 病気の診察 2 四診って?

 診察の基本、四診って何でしょうか?
 西洋医学では病気を決めるために様々な検査をしますが、東洋医学では病名では
 なく、「証」というものを決めていきます。

 患者を診察し、それを漢方の理論によって解釈していくのです。
 証が決まれば、証に基づいて治療を行っていきます。
 4つの診察法があり「四診」と呼ばれています。

 問診   患者の病気の発生、経過、既往症などを聞くものです。
        自覚症状を重視するため、四診の中でももっとも重要な診察法です。
        自覚症状はどうなのか、全身の症状を聞きます。
        初診以降は症状がどのように変化しているのか本人から直接聞きます。

 望診   眼で観察する診察法です。
       顔色、全身の動き、姿勢、分泌物、患部などを丁寧に
       観察します。
       もっとも大切なのは「舌診」という舌を観る方法です。
       舌の形、色、表面のしめり具合、こけがあるか等です。

 聞診   聴覚による観察法嗅覚による観察法があります。
        声、話し方、呼吸の状態、せきの音などを聞きます。
        口臭があるかないか、ゲップの臭い、排泄物や分泌物
        の臭い等をかいで判断します。

 切診   患者に直接触れて診察するものです。
        脈を診る脈診、おなかを診る腹診痛みのある部位を
        診る等があります。
        腹診は腹部を医師が手のひらで軽く押して、得られる
        感覚や患者の反応を確かめるものです。
        日本では、腹診が重要視され、中国では脈診が重要視
        されています。

 このように四つの診察方法があり、いずれも非常に大切な診察です
 皆さんもよく観察してみましょう。では失礼。
  圧法研究会e道場 No 156 2008年10月25日  

   10月も後わずか、文化の祭典が目白押し、中身に注目ですね・・・・・・。
 主執の前多です。本年62回目は
東洋医学指南16です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
16
 病気の診察 1 って?
 って何でしょうか?
 東洋医学では、治療に当たっては、まず症状を観察し推測することから始めます。
 体内に病変が起こると、必ずその原因に対して平衡をとろうとする力が生まれます。
 病気とは、病の原因である病邪と、生命力である正気の戦いの様子が、症状
 なって、体に現れます。
 この症状から、体内で起こっている 抗争の状態を推理し、抽象化して把握する
 ことを、「証をつかむ」とか「証を立てる」と言うのです。

 証の立て方には種類がありますが、代表的な日本式と中国式の2種を紹介します。
 富士山を登るのにいろんな登山ルートがあるのと同様なことです。

 古方派(こほうは)  日本漢方の代表的な一派。証の決定が処方の決定となる。
      ① 病気が三陰三陽のどのあたりにあるか判定する。
      ② 虚証か実証かを判定する。
      ③ 気血水に変調や停滞がないかを判定する。

弁証論治(べんしょうろんち) 中医学の4つの診察による立て方。

     ①陰陽  陰分は人体の構成成分である骨、血液、津液、
             臓腑を指し、陽気は人体の生理機能を指します。
     ②虚実  病気が虚証であるか実証でアルかを診ます。
     ③寒熱  種に病邪の性質を表します。
             寒証は寒邪に、熱証は熱邪冒されている状態を
             言う。
     ④表題  病巣部位が体のどの辺にあるかを表す。

  このように証を決定したら、次にこの証に対する治療法を考えます
  中医学では日本漢方と異なり、証の決定が処方の決定とはなりま
  せん。つまり、証が決定してからその証に応じた薬剤を処方します

このように八綱による弁証は全ての弁証の基本となりますが、
この他にも、いろんな弁証の理論体系が7つ程あります。

東洋医学では、このようないろいろな弁証法を組み合わせてより正確
な弁証とそれに基づく、薬剤が処方されるのです。
東洋医学は長年の経験と理論に基づいた医学なのですよ・・・・。
みなさんも少しは理解できましたかな?では又。失礼します。
   圧法研究会e道場 No 155 2008年10月22日  

  中秋の候。読書の秋ですね、実りの秋にしたいものです?
 主執の前多です。本年61回目は
東洋医学指南15です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
15
病気の進行 温病論って?

 東洋医学では病気の進行を疫病対策から2つに分けて考えます。
 この温病論は当時江戸時代は鎖国でほとんど日本へは伝わりませんでした。

 衛気営血弁証  傷寒論の治療法では説明できないために、葉天士が提唱した。
            温病の進行過程を表したものです。
            疾患は次の順番で進行していくとされ、初期は三陰三陽論に対応

       衛分   三陰三陽論の太陽病にほぼ同じ、病気の始まりを意味する。

      気分   
三陰三陽論の陽明病にほぼ同じ気血水の津液が不足する。

      営分   
病邪が血液中に入り、うわごとを言うようになったりする。
            三陰三陽論に対応しない。

      血分
   
営分より症状が深刻になり、鼻血・吐血・血尿・血便・皮下出血
              等の
出血が起こる。

 
三焦弁証  病気は三焦のうち、上焦から始まり、中焦、そして下焦
        へと進むと言う考え方。

    上焦  心と肺

    中焦  脾と胃

    下焦  肝と腎を指しています。

     腹腔の臓器を上中下の3つに分けるものですが、多くの異
     なった見方があり、現在も論争中です。
     中国でも三焦は不要だとする人もおります。

 皆さん、病気の原因をはっきり認識し、その進行を観察しなければ
 なりませんね。あまり難しく考えずにさっと流していきましょう・・・・。
 次回からは診察方法について考えてみましょう。

 それでは、秋の夜長を無駄にしないように有意義に利用しましょう
 か?
 では又。失礼します。
   圧法研究会e道場 No 154 2008年10月13日  

  中秋の候。食欲の秋の様子、減量の秋にしたいものですね?
 主執の前多です。本年60回目は
東洋医学指南14です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
14・
病気の原因 三因って?

 東洋医学では病気の原因を外因・内因・不内外因の3つに分けて考えます。

 外因   機構の変化を指します。
       風邪・寒・暑・湿・燥・火の6つの機構の変化を六淫(ろくいん)といい、
       これらの変化に体が対応できない時に病気が引き起こされます。
       又、気候だけでなく、近年は地球環境や住民環境が一因とされる病気も
       増加しています。
       例えば夏でも冷房のために冷え性に悩む人や、大気汚染のために喘息や
       呼吸器疾患の人が増えています。

 内因   感情の変化を゜指します。
       喜・怒・思・憂・悲・恐・驚を七情といい、これらの感情が過度になることに
       よって病気が引き起こされると考えます。
       角の喜びは心を傷つけ、怒りは肝を傷つけ、角の憂鬱は肺と脾を傷つけ、
       深い悲しみは肺を傷つけ、恐怖の感情は腎を傷つけ、髪が抜けたり、白髪
       になったりします。  


不内外因   外因にも内因にも該当しない物を指します。
          不摂生な食事、過労、セックスのし過ぎの他
          打撲、傷などの外傷も含まれます。
          糖尿病、高血圧、痛風、心臓病、直腸がん、アル
          コール性肝炎、貧血などは日頃の職生活がつくる
          病気といつても良いでしょう。
          職の西洋化に伴って生活習慣病が多くなってきて居
          ることをみても解る通り、脂肪分過多、肉食過多、砂
          糖等の糖分の摂りすぎは病気の元になります。

 又、病気の原因には先天的な要因と後天的な要因に分けて考え
 ることもできます。
 先天的要因とは、遺伝的な体質のことです。
 病気にかかりやすい体質を親から受け継ぐのはある程度仕方のな
 いことですが、生活習慣に気をつけることにより、かなり改善する
 ことができます。

 さあ皆さん、生活習慣に気をつけて遺伝病をはね飛ばして、いつま
 でも元気でハツラツとして生きたいものです。
 お互い努力致しましょうか?
 お年寄りの姿は、我の往く道、いやがらずお世話しましょう。
 では又、失礼。太りすぎにご注意を・・・・・・・。

   圧法研究会e道場 No 153 2008年10月6日  

  中秋の候。なんだか晩秋の様子、圧法の秋にしたいものですね?
 主執の前多です。本年59回目は
東洋医学指南13です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
13・
病気の原因 気血水論って?

 東洋手学では、体の構成物質を気血水の三つで考えています。
 気血水は、内蔵や組織、器官が生理活動を行う元となるもので、次の様になります。

  
 広義では生命力全体を指しますが、ここでは精神的な分野に限定されて用います。
 血や水を動かす作用や、暖める作用をもっており、陰陽ではに分類されます。

 
 基本的には血液を指します。体に栄養を与えたり、潤す作用をもち、陰陽では
 分類されます。

 
 体の中にある血液以外のリンパ液などの水分を指しています。
 体に栄養を与えたりする潤す作用をもち、陰陽ではに属しています。

病気は「気が病む」と書きますが、生命エネルギーが病むと病気に
なるのは当然です。
そして広義の気を支えている気血水が滞ったり、不足しても病気に
なります。
健康を維持するためには、気の流れが整っていて、血液が綺麗で
なくてはなりませんし、水分代謝もよくなくてはいけません。

又、病気が悪化した時は、血を綺麗にするのか水分の代謝をよく
するのか、臓器を強化するのかをよく考える必要があります。
なぜなら、私たちの体の成長、発育、老化は気血水が変化して起き
ているもので、病気、特に慢性病は、この気血水のバランスのくずれ
で起きているからです。

次に気血水が変調して起こる主な病気です。気をつけましょう・・・。

  気虚  気が不足   無気力、倦怠感、息切れ
    気滞  気が滞る   焦燥感、憂鬱
    気逆  気が上昇   不眠症、イライラ感、動悸、めまい
 血虚     血が不足      顔色悪い、爪もろい、眼の霞
   お血     血が滞る       のぼせ、冷え、頭痛、肩こり
   出血     お血、血虚、血分  鼻血、痔出血、下血、発疹
   津液不足  体液不足   鼻喉口乾燥、声がれ、皮膚乾燥
    湿      滞留      腹はり、残便感、食欲不振、浮腫
    水滞     津液が貯まる 腹水が貯まる、浮腫
   圧法研究会e道場 No 152 2008年9月27日  

  中秋の候。なんだか寒い秋、勉学の秋にしたいものですね?
 主執の前多です。本年58回目は
東洋医学指南12です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
12・
病気の分類法 三陰三陽論って?

 陰陽論では、全宇宙に存在する物を陰と陽に分けて考えましたが、さらに発展させ
 て病気の状態を「陽病」「陰病」に分け、さらにそれぞれを3つに分けています
 これを三陰三陽論といいます。つまり病気を6つに分けて考えるわけです。

 陽病
   太陽病  陽病のはじめです。風邪で言えばひきはじめで寒気、くしゃみ、
          鼻水、頭痛、肩こり等の症状がみれる段階です。

   陽明病   
陽病がもっとも明らかになる時期です。
             主に胃腸系の炎症が強くなり、病気の状態が一番激しく現れます。
              風邪ならば高熱を発し寒気はほとんどなく、熱のため発汗している

   少陽病
  陽明病に比べ陽気が少なくなった状態です。
          病気の場は胃腸系から、胸部へ広がります。
          風邪で言えば、発熱と悪寒が交互に出たり、微熱が続くような状態
          です。

陰病
  太陰病  陰病のはじめです。風邪で言えば熱はでてもわずか
         で、主に胃腸系が冷えて、食欲はなく、下痢をしやすい
        
状態です。

  少陰病   
体の生命力は弱り、熱は出ず、疲れてずっと寝
          ていたい状態です。
特に腎・膀胱系が冷えて活力
           がなくなっています。

  厥陰病
  生命力が尽きようとしている状態です。ろうそくが燃
          え尽きようとしているのと似て、突然痛みが出たり、
          寒気がしたり、不規則な病状です。
          手足の先端から冷え始め、しだいに病状が心臓部に
          及びます。


急性熱性病の場合、なんの治療もしなければ、病気は太陽病→陽明
病→少陽病→太陰病→少陰病→厥陰病の順に推移していきます。
それに伴い治療法は、病邪を攻めることから足りなくなった生命力を
補うものへと変化していきます。

陽病から陰病への移りかわりを縦軸にして、さらに虚実を組み合
わし
て病気を立体的にとらえることができます。
虚実とは正気と病邪の力関係です。
皆さん、病気の仕組みが少しはお解りいただけましたか?では失礼。
   圧法研究会e道場 No 151 2008年9月17日  

  収穫の秋。五穀豊穣の秋、あなたは何を得ましたか?
 主執の前多です。本年57回目は
東洋医学指南11です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
11・
病気の状態を表す虚実論って?

 漢方では病気の原因を細菌であれ、ウイルスであれ、寒さであれ全て「病邪」として
 とらえています。この病邪に対抗する生命力を「正気」・せいきと呼んでいます。
 つまり病気とはこの病邪と正気の抗争の姿なのです。
 漢方ではこの抗争の状態を「虚実」という概念で表しています。

 生命力である正気が弱って病邪に支配されている状態「虚証」といいます。
 正気が完全に病邪に支配されていますので、症状はそれほど激しくはありませんが
 決して症状が軽いわけではありません。悪化しやすく、ぐずぐずと治りが悪い傾向が
 あります。
 治療は弱っている正気を補いながら行うことになります。

 病邪も力強いが正気もまだ衰えておらず、病邪と対等に戦っている状態
 「実証」といいます。お互いの力が拮抗しているため戦いは激しくなり症状も重く
 なります。治療はもっぱら病邪を攻めて追い出すことで行います。
 実証の場合、正気が衰えていないために、病気は短期間で治りやすくなります。


風邪で例えてみましょう。

風邪のような急性疾患の場合、虚証であれば、病邪と正気の戦い
の場は、体表、つまり頭、首、肩および筋肉であり、内臓にはまだ
及んでいません。
症状も頭痛、鼻水、悪寒、寝汗といった軽いものになります。

一方、実証であれば、頭痛、鼻水、咳などだけでなく、関節が痛む
、高熱が出るなど、重い症状が出るようになります。

又、慢性で病気が内蔵に及んだ場合、臓器の機能が衰退しいれば
虚証、亢進していれば実証となります。

気・血・水のバランスも大変重要な要素です。
気・血・水の働きが衰退していれば虚証となり、亢進していれば実証
となります。

病気の時の虚実の判定は、診察をするさいの大切な基準の一つです。
虚証か実証かの判断を誤れば、病気が治らないばかりか悪化させて
しまいますので気をつけましょう。

では皆さん、くれぐれも病気にならないように気をつけましょう。失礼。

   圧法研究会e道場 No 150 2008年9月13日  

  考える秋。考えさせられる秋・考えてみよう秋、あなたは何を考えますか?
 主執の前多です。本年56回目は
東洋医学指南10です。
 今回は経絡のネットワークについて・・
          その
10・東洋医学にない臓器って


 五臓六腑以外に「奇恒の腑」・きこうのふと呼ばれる臓器群があります。
 つまり、骨・随・脳・胆・女子胞・脈などがあります。
 胆は六腑の一つであると同時に奇恒の腑にも数えられ、女子胞とは狭い意味での
 子宮、脈は血管と考えればいいでしょう。
 東洋医学ではこの奇恒の腑と五臓六腑が臓器のすべてなのです。
 膵臓、食道、十二指腸、卵巣などにあたる名前は東洋医学にはありません。
 これは一体どういうことなのでしょうか?考えてみましょう・・・・・・。

 まず、東洋医学は現代医学の解剖学が伝えられる以前から東洋医学は体内の
 臓器の存在を知っていたという認識の元で人間の体内ではどういう器官がどの
 ような働きをしているのかという概念がすでにあり、後に解剖学によってつきあわ
 されて似たような働きをする臓器の名前を当てはめたにすぎないのです。
 
 東洋医学で最初から考えられていた臓器には、後から現代医学と似たような
 名前がついたのですが、想定されていない臓器には名前をつける必要がない
 それが膵臓や卵巣、現代医学にあって東洋医学にはない臓器群なのです。

通常解剖学での臓器名は一つの内臓を指します。
ところが東洋医学ではそうではなく、「消化する」とか「栄養を運ぶ」
などといった機能面を重視するのです。
ある臓器を特定してそれがどういう機能をはたしているかという風に
考えるのではなくて、まず人間が必要とする機能を考えて、それが
体内でどのような仕組みになっているのかというように観ているの
です。

つまり膵臓や卵巣は、一つの独立した臓器として想定されていない
だけのことなのです。
東洋医学の臓器の名前は特定の部位ではなく、機能全体を指して
いるというわけなのです。
例えば、「胃」は単体の胃袋だけを言うのではなくて、食べ物を受け
入れて、消化して、下の臓器へ送りだすという「機能」を意味している
のです。
ですから胃の消化を助ける消化液を分泌する膵臓は「胃」のなかに
含まれていても不都合ではないのです。
「女子胞」も同様に狭い意味では子宮であっても本来は女性の生殖
機能全体を指すものなのです。当然、卵巣や卵管も含んだものです。

これを単体の臓器という風に考えてしまうと東洋医学が理解できなく
なってしまいます。普通の人は教育によって現代医学的な考えが頭に
あってどうしても引きずられてしまうのですが、あくまでも東洋医学は
「機能」で考えるのです。
皆さん、少しはご理解いただけましたかな?では又、失礼。
    圧法研究会e道場 No 150 2008年9月6日  

  収穫の秋。食欲の秋・読書の秋、あなたは何を収穫しますか?
 主執の前多です。本年55回目は
東洋医学指南9です。
 今回は経絡のネットワークについて・・その9・臓腑経絡論とは

 東洋医学の基本である臓腑経絡論についてその関係を考えてみましょう。
 臓腑経絡論はもともとは別々に発生した「臓腑論」「経絡論」が組合わされて
 できたものです。
 みなさんはよく五臓六腑にしみわたるなどと言いますよね・・・。
 この言葉は漢方から生まれたもので次のようになります。

 五臓  ①   循環器系と中枢神経系をつかさどる、もっとも重要な臓器。
      ②   呼吸器中枢。
      ③   泌尿器・生殖器系の機能を持つ。
      ④   かっては膵臓を指し、現在は脾臓を指す。
      ⑤   肝臓の機能を統括し、中枢神経の活動にも影響する。

 六腑  ①     胆汁を貯蔵し、これを分泌し消化を助ける。
      ②     消化機能を司る。脾と一対となって働く。
      ③ 小腸  大腸と一括して「腸」と扱われることが多い。
      ④ 膀胱  現在の膀胱とほぼ同じ。
      ⑤ 三焦  五臓六腑を納めている体腔。
              部位により、上焦・中焦・下焦に分かれる。


 以上のように漢方に於ける臓腑は西洋医学でいう内臓よりも
 広い概念で、様々な生理的現象、病理現象と密接な関係
 持っています。
 例えば腎臓は、尿を作るなどの水分調節だけでなく、生命力の
 元になる気を蓄え、成長や生殖機能まで含む総合的なものとして
 とらえられています。

経絡論  経絡とは生命活動を支えるエネルギーである気と血の
       通り道である。
       経絡の上に点々とあってエネルギーの流れを調節する
       ポイントが経穴つまりツボです。
       経絡には体を縦に流れる14の経脈と経脈から分かれ
       前進に網の目のように分布している絡脈があります。

別々に考えられていた臓腑論と経絡論ですが、時代がたつと、
臓腑と経絡の関係が明らかになり、経絡は臓腑と連結し、臓腑の
調和を保っていると考えられるようになった。
臓腑と経絡は一つのグループを構成しており、病気は絡→経→
腑→臓の順で
深まっていくと考えれています。

つまり病気は皮膚の絡から進入し、経を通って腑にいたりやがて
臓に到達すると考えました。

みなさん、少しは臓腑と経絡の関係が解りましたか?
それでは又。失礼。
     圧法研究会e道場 No 14 2008年9月2日  

  秋真っ盛り。食欲の秋・読書の秋、あなたはどっち?
 主執の前多です。本年54回目は
東洋医学指南8です。
 今回は経絡のネットワークについて・・・・その8・五行説とは

 東洋医学の基本である五行説についてもっと深くその関係を考えてみましょう。
 「相剋」というのは、木、火、土、金、水の五つの要素が互いに牽制しあう、という
 意味ですが、相生説(そうせいせつ)とはどんなことなのでしょうか?

 相剋説(そうこくせつ)は革命による王朝交代を主張するのに対して、禅定説を
 説くものです。相剋説において五行は互いに牽制しあっていましたが、相生説
 次のように強調し合っています。

 ① 木生火 木は火を生ず。
         木と木をこすると火が生まれ、木を足せば火が強まる。

 ② 火生土 火は土を生ず。
         木は火によって灰となり土に帰る。

 ③ 土生金 土は金を生ず。。
         人間は土の中から金属を得る。

 ④ 金生水 金は水を生ず。
         金属の鉱脈からは水がわき出ている。

 ⑤ 水生木 水は木を生ず。
         木は水を与えることにより生長する。

ではこの中間に位置する土王説(どおうせつ)とは何でしょうか?

相剋説では五行は同等の関係でしたが土王説ではが他の4つ
と比べ、一段と強い関係にあります。
土王説とは、土が中心となり、その周囲に木火金水が配置されます。
そして土を中心に、水と火、木と金は相克し合っています。

又、木火金水はそれぞれ季節や方位にも対応しています。
東西南北は木金火水に、春夏秋冬は木火金水にそれぞれ対応します。
そして各季節の終わりの18日間が「土用」とされているのです。
土王説は現代の生活のなかにも息づいています。
土用波土用の丑の日にウナギを食べるのは有名ですね。

これらの相剋説、相生説土王説3つの五行理論を中心に、
多くのものや事象が五つに分類されるようになりました。
そうして生まれたのが「五行の色体表」なのです。
この色体表の見方を知っておくと病気の予防や把握に大変便利です。

五行理論のすべてが生身の人間に扱う医学に応用できる訳ではあり
ませんし、長年の経験から人間に応用できるものだけを取り入れて
いるのです。
東洋医学と五行理論を安易に結びつけると医学ではなくて占い
なってしまいますので注意しましょう。

皆さん少しはご理解いただけましたでしょうか?では又失礼。
     圧法研究会e道場 No 14 2008年8月28日  

  めっきり涼しくなりました。勉強にはいい季節到来です。
 主執の前多です。本年53回目は
東洋医学指南7です。
 今回は経絡のネットワークについて・・・・その7・五行説とは

 東洋医学の基本である五行説についてもっと深くその関係を考えてみましょう。
 五行はそれぞれの運動の法則に従って関係しあっています。現在の五行の運動
 の体型を作ったのは戦国時代の陰陽家・鄒衍(スーエンBC320~250)だと
 いわれています。

 五行説の中にも様々な説がありますが、最初に相剋説(そうこくせつ)が生まれ、
 その後、土王説(どおうせつ)が生まれ、最後に相生説(そうせいせつ)が唱え
 られました。

 鄒衍は当初この相剋説王朝交代のための革命理論として唱えました。
 やがて説だけが独立して人間同士の相性や方位の問題にまで拡大されるように
 なりました。「相剋」というのは、木、火、土、金、水の五つの要素が互いに牽制
 しあう、という意味です。

 五行は次のように互いに牽制しあっています。

① 木剋土 木は土を剋する。
         木は土の中に根を張り土の養分を吸収して成長する。

② 土剋水 土は水を剋する。
         土は水を吸収し、又堤防を作って水の流れを支配する

③ 水剋火 水は火を剋する。
         水は火の勢いを弱める。

④ 火剋金 火は金を剋する。
         火は金属を溶かす。

⑤ 金剋木 金は木を剋する。
         金属で作られた斧や刀は木を切り倒す。

 相剋説の原理は至って簡単・単純なもので、木土水火金の順で、
 五元素が順送りに相手を剋(殺)していくという事である。
 木火土金水は宇宙森羅万象のシンボルであるので、そこに相生・
 相剋の 二説が考え出されるのは扱く当然の事なのである。
 つまり、相生・相剋の二面があってはじめて、万象はスムーズな
 循環が得られ、この五行によってはじめて、万象の永遠性が確保
 されるというわけであります。では又失礼します。

    圧法研究会e道場 No 14 2008年8月23日  

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 主執の前多です。本年52回目は
東洋医学指南6です。
 今回は経絡ネットワークについて・・・・その6・五行説とは?

 東洋医学の基本である五行説について考えてみましょう。
 中国古代では全てのものは木・火・土・金・水の五つの要素を見いだしてそれが
 互いに助け合ったり、抑制し合って推移していくという思想から来ています。
 五惑星の対応説や五方位説等が誕生説として有りますが、はっきりしません。

 五行には次のような意味があります。
   木 草木が芽を出す様子を表す。万物が生じる時期・を表す。
   
   火 
火が燃えている様子を表す。その性質はであり、万物が長じる時期・

   土 
母なる大地を象徴し、万物を